現代妖怪 > 人面犬
人面犬とは人の顔をした犬に関する都市伝説。
---パターンA
飲食店に勤めるAさんは、閉店後遅くまで一人で店の片づけをする事が多かった。
この日も閉店後の片づけで、店で出たゴミを処分しようと裏のゴミ置き場にやってきたAさんは、一匹の犬が一心不乱に生ゴミを漁っているのを見つけます。
追っ払おうと「おいコラ!」と犬にむかって声をかけると、犬はAさんの方を見ました。
その顔を見てAさんは驚きました。
なんとその犬の顔は中年男性のような、人間のものだったのです。
犬とも人間ともいえないその生き物は、Aさんにむかって「ほっといてくれ...」とつぶやくと、夜の闇に消えていきました。
---パターンB
高校を卒業後、地元の自動車工場で働くB君は根っからの車好きで、週末の夜になると愛車で近郊の峠を高速で走る、いわゆる「走り屋」だった。
ある土曜日の夜、B君はいつものように峠道を愛車で走っていた。
カーブを過ぎ直線になってB君が加速したときだった。
なんと一匹の犬が、B君の車を追い抜かしていったのだ。B君はその光景が信じられなかった。なぜならそのとき車のスピードは100キロを超えていたからだ。
そして気が付くとB君は病院のベッドの上だった。
B君は事故を起こして重症を負ってしまったのだ。
しばらくして事故の前後の記憶がよみがえってくると、B君は恐怖で震えが止まらなくなった。
B君は確かに見たのだ。
あの時追い抜かしていった犬が、B君のほうを振り返ってニヤリと笑ったのを。そしてその顔はまぎれも無く人間のものだったということを。
細かい設定などに違いはありますが、 「ゴミを漁っている犬が人面犬だった」というものと「車を抜かしていった犬が人面犬だった」という上記2パターンが、人面犬の話で最も語られる内容です。
「ほっといてくれ」という台詞の他「なんだ人間か」「勝手だろ」「うるせぇ」などのパターンがあるようですが、共通するのは疲れた中年男性のような感じでしゃべるという点です。
また、100キロ以上で走るという能力の他、6メートルもの高さをジャンプすることが出来るとされる場合もあるようです。
さらに車を追い抜かすパターンでは、追い抜かれた車が多数死亡事故となり、警察が人面犬捜査に動いたとする場合もあります。